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鈴木 友雄; 桂木 学
Journal of Nuclear Science and Technology, 13(7), p.348 - 357, 1976/07
被引用回数:2原子炉内に配列された燃料集合体あるいは外套部集合体の内部において、核分裂による熱出力の詳細な空間分布を、従来より短い計算機使用時間で求める方法が導かれる。均質な組成をもち、任意の凸閉曲線で囲まれた、平面上の領域において、拡散方程式が1群で解かれる。原子炉全体を扱う3次元臨界計算で前以て得られている粗いメッシュ毎の中性子束を用いて、この閉曲線上での境界条件を非斉次な形で与えると、この問題は振動方程式の境界値問題、すなわちディリクレまたはノイマン問題に帰着される。従って境界上に一重層あるいは二重層の仮想的な源の分布をおき、それによるポテンシャルの形で、2次元領域内の中性子束分布の表現が得られる。この方法を高速炉の六角集合体の格子領域に応用し、従来の階差法で微細メッシュを用いて解く場合とを比較し、得られる詳細出力分布の精度は同程度であり、計算効率は50~100倍程度に向上することが示される。